複合機ビジネス

いや別にね、今更転職しようなんて気はないんだよ。今のところ。

複合機、コピーとFAXとスキャナが一体になったやつ。もうすぐリースが切れるんだって。だから入れ替えなきゃいけない。

いやいや、システム関係ないし!

リースって何なんだ!?

まぁあれだ。小さい会社だし、総務の人と一緒にこういうのも面倒見るわけですよ。

で、リースだ。知ってるよ。レンタルみたいなもんでしょ?…そんなレベル。

別に総務とかやってたわけじゃないし、詳しくは知らないよ。でもね、システム管理関連でも社内サーバーとかリースしてたりするんだよ。多少なりとも知識が必要なんだ。

はぁ。じゃあまずはリースのお話でもしようか。

あってなきもの、それは定価

軽く仕様打ち合わせなどしまして見積書をもらったんですが、見方がわからんのです。普段見てる部品とか金型とかの見積書と違うんだ。

本体価格が200万円超えるのに、5年リースの月額が1万5千円って何?意味わからんのですけど。

電話して聞いたら「お値引きです」と。確かにすごい金額のマイナスが書いてあるけど、6割引ってスーパーのおつとめ品でもそんなんないぞ!

リース料率

そんなわけでお値引き後の価格と5年間の支払総額の差がリース会社の売り上げとなり、それをリース料率と呼ぶ。試しに60で割ってみた。

1.955%。

結構するなぁ。しかもローンと違ってお金払っても持ち主はリース会社のままなんだぜ?ようやく利率が上がってきた個人国債だって0.07%ぐらいなのに。。。

元祖サブスクモデル

ビジネスモデルの話でよく紹介されるコピー機ビジネス。

彼ら、コピー機を売ってるんじゃないんだ。トナーとかコピー用紙とか、そういうランニングコストで稼いでるのは周知の事実。要はサブスクリプションだ。

さっきもらった見積書はあくまでリース料金。これにカウンター料金と言って、月々の印刷枚数に従って追加費用を払わなくちゃいけない。

直近一年でどのくらいなんだ?と訊ねたら月平均2万5千円弱だった。これまた結構するねぇ。

コピー関連費用の60%はランニングコストなんだよ。加えて電気代もかかる。

印刷を減らそう

弊社、もともと紙が多すぎる。取引先の問題もあるけれど、FAXも結構稼働している。ペーパーレスを推進せねば!

仕様打ち合わせの際に聞いてみたら、FAXデータを電子化して各種クラウドストレージにあげるサービスも提供しているとのこと。

当然そんなことをすればカウンター料金が減ってしまうんだけれども、この電子化サービスも当然月額費用が取れる。コピー屋も時代に合わせて売り物を変えているのだなぁ。

とりあえずわけのわからん売り込みFAXの印字がなくなることで、多少は元が取れるだろうか。。。

0 0 votes
Article Rating
Subscribe
Notify of
guest

0 Comments
Inline Feedbacks
View all comments